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2011年8月アーカイブ

土地の使用貸借

土地の貸借関係には賃貸借と使用貸借があり、地代の授受があるかないかでその区別はされます。地代を授受しないのが使用貸借ですが、授受する金額がその土地の固定資産税相当以下であればそれも使用貸借とされます。賃貸借であれば借地権が発生しますが、使用貸借には財産価値が認められないので発生しません。ですから、個人間の賃貸借であれば、使用貸借の場合は贈与税の課税はないのですが、相続時にその土地は更地の評価を受け、相続税で課税されます。法人における取り扱いは若干異なります。法人税法に「土地の無償返還の届け出」という制度があって、この届け出をしておけば、権利金なしでの賃貸ができ、借り手法人は「受増益」を回避する事が出来ます。しかし、この届出制度は「相当の地代」の授受がセットとなっており、土地の時価評価額に対して年6%相当額の地代を地代収入として計上しなければなりません。届出をしなかった場合には「権利金の認定課税」が行われます。

税とtaxの違い 

今まで何気なく使っている税という言葉。そして同じように使われているtax、これらは同じような意味合いとして使っているが実はまったく違った語源であると国士舘大学法学教授 酒井克彦氏はいう。税の文字は米や農作物を剥ぎ取る:抜き取るから来ているといわれている。律令制の頃には現在の税務署にあたる主税寮(力のつかさ)と呼ばれる役所があった。ここでいう(ちから)とは税のことであり、そこから税の意味について、「民の力によって生産されたもの」と解釈や、「権力者がちからづくで取り立てた年貢」のことを指すなどの解釈がでてきている。したがって税そもそもの意味内容からは参加費というような概念には結びつかないのである。これに対して英語で税の事をtaxというが、この語源についてはticketと同じで入場券のようなものと説明されることがある。そこには税とはややニュアンスを異にし、参加費用というような意味も見出すことができる。余談になるが、脱は税と同じように身体から衣服を剥ぎ取るという意味がある。そこでまず頭に浮かぶのが脱税、これは国から召しあげられないように、あらかじめ剥ぎ取り隠し、その残りを国に納めること。税と脱は同じ語源であることがわかる。みなさんは節税を心がけましょうね。

資産の耐用年数・・・2以上の用途に使用されている場合

不動産の保有には様々なケースがあります。ワンフロアーを自らの住居にしているもの、1階を店舗等にして2階以上を住居にしているもの、戸建てをそのまま賃貸にしているものといったように賃貸の用途は多くあります。そのような同一の減価償却資産が異なる用途にしようされている場合における減価償却限度額計算の耐用年数はどのように決めたらよいのか...。原則として、その減価償却資産の使用目的、使用の状況等を勘案して、合理的に判定し、その判定した用途について定められている耐用年数により償却限度額を計算します。なお、その判定した用途に係る耐用年数は、一度採用した以上、その判定の基礎となった事実が著しく異ならない限り継続して適用する事になります。